ワークステーションのセットアップ

最初のガイドでは Symbol アプリケーションの開発を始める ために必要なツールのインストールをステップバイステップに進めていきます。

将来のパブリックメインネットワークと同じテクノロジーと機能を使用している テストネットワーク を使用します。テストネットは開発者の貴重な資産を失うことなく Symbol が提供するトランザクションセットを試用することができます。

注釈

開発者ではないですか? XYM を管理したり、トランザクションを発信するには クライアント をダウンロードしてください。

 

アカウントの作成

アカウント はあなたが モザイク (トークン) を保有することのできる、預け入れ箱であり、 トランザクションをアナウンス することでこれらと疎通できます。

Symbol CLI を使用して新しいアカウントを作成します。これはソリューションを構築して Symbol ネットワークと効率的に対話するために設計されたコマンドラインツールです。

  1. Symbol CLI を実行するには Node.js 12 LTS が必要です。新しいターミナルを開き、インストールされているバージョンを確認します:
 node --version

エラーが発生する場合、またはバージョンが v12.X と一致しない場合は nodejs.org にアクセスして、要求バージョンをインストールしてください。

  1. Symbol CLI をインストールするには、次のコマンドを実行します。
 npm install --global symbol-cli
  1. 新しいアカウントを生成して profile として保存します。
 symbol-cli account generate
Enter network type (MIJIN_TEST, MIJIN, MAIN_NET, TEST_NET): TEST_NET
Do you want to save the account? [y/n]: y
Select an import type: » PrivateKey
Enter Symbol Node URL. (Example: http://localhost:3000): http://api-01.us-east-1.testnet.symboldev.network:3000/
Insert the profile name: testnet
Do you want to set the account as the default profile? [y/n]: y
  1. すべてがうまくいけば、アカウントの資格情報がターミナルに表示されます。
 Profile stored correctly
┌─────────────┬──────────────────────────────────────────────────────────────────┐
│ Property    │ Value                                                            │
├─────────────┼──────────────────────────────────────────────────────────────────┤
│ Address     │ TCWYXK-VYBMO4-NBCUF3-AXKJMX-CGVSYQ-OS7ZG2-TLI                    │
├─────────────┼──────────────────────────────────────────────────────────────────┤
│ Public Key  │ 203...C0A                                                        │
├─────────────┼──────────────────────────────────────────────────────────────────┤
│ Private Key │ AAA...AAA                                                        │
└─────────────┴──────────────────────────────────────────────────────────────────┘

注釈

プライベートキーは秘密にして、オフラインのどこか安全な場所にバックアップしてください。

エラー CLI がノードに到達できません が発生した場合、次が原因の可能性があります:

  • 不正なノード URL: 使用された URL はアクティブノードに属していません。提供された URL を新しいブラウザータブで開き、レスポンスが返されるかどうかを確認します。テストネットワークノードが動いていない場合は this list から 他のノード URL を使用 するか、この ガイド に従って あなたのテストネットノードを実行 することもできます。
  • インターネット接続: CLI はノードからいくつかの値を解決します。インターネットに接続せずにツールを使用する場合は --network , --generation-hash , --namespace-id, divisibility オプションを渡す必要があります。各パラメーターの詳細を確認するには symbol-cli account generate --help と入力します。
 

テスト通貨の取得

トランザクションをアナウンスするには、ネットワークを保護・検証するインフラストラクチャを維持する人々へのインセンティブを提供するための 手数料 を支払う必要があります。このコストはデフォルトのパブリックネットワークのネットワーク通貨である symbol.xym モザイクで支払われます。

あなたは初めてのアカウントを作成したので、 テストネットフォーセット から symbol.xym の取得をリクエストしてください。 Navigate here で受信したい symbol.xym の量とアドレスを指定して 「CLAIM!」 をクリックします。

トランザクションが承認されたら、あなたのアカウントが symbol.xym を受信していることをコマンドラインツールを使用して確認します。

 symbol-cli account info --profile testnet
Balance Information
┌──────────────────┬─────────────────┬─────────────────┬───────────────────┐
│ Mosaic Id        │ Relative Amount │ Absolute Amount │ Expiration Height │
├──────────────────┼─────────────────┼─────────────────┼───────────────────┤
│ 5E62990DCAC5BE8A │ 750.0           │ 750000000       | Never             │
└──────────────────┴─────────────────┴─────────────────┴───────────────────┘

注釈

フォーセットの symbol.xym の量が限られているため、不足する前に補充する必要があります。 symbol.xym が必要なくなった場合は、フォーセットのページに表示されているアドレスへ送り返してください。

 

プロジェクトの作成

アカウントに symbol.xym 単位が入力されたので プログラミング言語を選択 します。あなたが一番使いやすいと思う、またはあなたのプロジェクトに必要な言語を選んでください。

次に、 新しいプロジェクト用のフォルダを作成します 。そして、選択した言語による指示に従います。プロジェクトで使用する言語がどれにも当てはまらない場合は REST ゲートウェイ を使用して直接ブロックチェーンに問い合わせできます。

注釈

Symbol SDK は Node.js 12 LTS を実行に必要とします。

  1. package.json ファイルを作成します。
 npm init
  1. Symbol SDK と RxJS ライブラリのインストール。
 npm install symbol-sdk rxjs
  1. TypeScript の依存をグローバルにインストールします:
 npm install --global typescript
typescript --version
  1. ts-node をインストールすると TypeScript ファイルを node で実行できます。
 sudo npm install --global ts-node

注釈

Symbol SDK は Node.js 12 LTS を実行に必要とします。

  1. package.json ファイルを作成します。
 npm init
  1. Symbol SDK と RxJS ライブラリのインストール。
 npm install symbol-sdk rxjs

注釈

Symbol SDK は JDK 8 を実行に必要とします。

  1. 新しく Java gradle プロジェクトを開いてください。お好みの IDE を使用するか、コマンドラインからプロジェクトを作成してください。
 gradle init --type java-application
  1. Maven セントラルリポジトリを使うため build.gradle を編集します。
 repositories {
    mavenCentral()
}
  1. symbol-sdk を依存として追加します。
 dependencies {
    compile "io.nem:symbol-sdk-vertx-client"
}
  1. プログラムを開始するために gradle buildgradle run を実行します。

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